「ローンの審査が通らない!もしかしてブラックリストに載ったのかも…」という不安がある人はいませんか?
では、ブラックリストに載ると、実際にどうなるのでしょうか。
ブラックリストについて詳しく知りたいと思っている人はいるでしょう。
そんな人は、この記事を読んでみてください。
ブラックリストのことが分かると不安が少しでも解消されるかもしれません。
- ブラックリストを消せる場合と消せない場合がある!
- ブラックリストに載る期間は7年間。それを過ぎるとブラックリストはリセットされる!
- ブラックリストに載ると新しいクレジットカードやローンが組めない!
目次
そもそもブラックリストとは?
クレジットカードの支払いを滞納した場合などに、「ブラックリストに載る」という言葉を耳にしたことがあると思います。
しかし、実際にブラックリストという名簿は存在しません。
ただし、信用情報において「支払いの滞納経歴がある」というようなネガティブな情報が載ります。
「信用情報にネガティブな情報が載る」ことを、一般的に「ブラックリストに載る」という表現で使われます。
- ブラックリストに載っているか確認する方法
- 信用情報の登録期間
ブラックリストに載っているか確認する方法
自分の情報がブラックリストに載っているのか、確認する方法があります。
その方法は、信用情報機関に情報開示を要請することです。
信用情報機関は主に3つの会社があり、割賦販売法・賃金業法指定信用情報機関(CIC)、株式会社日本信用情報機構(JICC)、そして全国銀行個人信用情報センター(KSC)があります。
インターネットやアプリから情報開示の手続きが可能な会社があり、早い会社では1時間後に閲覧することができます。
開示の際には、3社とも1,000円の手数料が発生するので注意してください。
信用情報の登録期間
信用情報機関にネガティブな情報が載ると、一生その情報が残ったままなのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。
2~3ヵ月以上の延滞や本人が支払えないため保証会社などが代わりに負債を弁済する代位弁済の情報は、5年間記載されます。
しかし、自己破産の場合は、全国銀行個人信用情報センター(KSC)は10年、その他2社は5年間の登録期間があります。
情報の種類や信用情報機関によって、若干の登録期間に違いがあるため、ローンを組む際は確認が必要です。
ブラックリストに載ってしまう理由
では、ブラックリストに載る理由は、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
自己破産や代位弁済などの大きなイベントでは、ブラックリストに載ることが容易に考えられます。
しかし、身近な滞納や最近よく耳にする手続きにも、実は落とし穴があるのです。
以下で、しっかりと学び、ブラックリストに載らないように注意しましょう。
- クレジットカード請求の滞納
- 携帯電話の分割払いの滞納
- 債務整理
- 申込みブラック
クレジットカード請求の滞納
ブラックリストに載る原因で多いものは、クレジットカードの支払いの滞納でしょう。
信用情報機関では、3ヵ月以上の滞納で情報の登録がされてしまいます。
クレジットカードは信用取引であるため、長期間の滞納は全く良い印象を与えません。
数日の滞納であれば、ネガティブな情報は登録されない可能性もあります。
しかし、1日だけの滞納であっても、カード会社によっては利用を停止する場合があるため、予め預金を確認することが賢明です。
必要な時にカードが使えなかったり5年以上ローンが組めなかったりと、目先以外にも影響が続くものなので、要注意です。
携帯電話の分割払いの滞納
ブラックリストに載る身近な落とし穴とは、分割払いの滞納です。
例えば、最近は新しい携帯電話やパソコンが次々と販売され、若い世代の人達が手にするスピードは増しています。
若い世代の人達は10万円を超える携帯電話を分割払いにすることが多いでしょう。
分割払いの回数は、12回、24回などがありますが、完済できる2年後にはまた新しい機種が販売されます。
この時に要注意なのは、新しい携帯電話に乗り換えたために分割払いを途中でやめてしまうことです。
支払いを途中でやめることは信用を欠くことに直結します。
自分の管理できる範囲で、分割払いを行うようにしましょう。
債務整理
「債務整理」という言葉を聞いたことがありますか?
債務整理とは、借金を減額したり支払いに猶予を持たせたりして借金のある生活から解放する手続きのことです。
債務整理の中には、任意整理、個人再生、自己破産があります。
借金をしている人達からすれば救済措置でもあるこれらの手続きが、なぜブラックリストに載ることなのか。
それは、「本人では金銭的な管理ができない」と見なされ、信用を欠くことに繋がるからです。
返済できない金額になるまで借金をしてしまっては、誰からも良い印象を与えません。
申込みブラック
『カードローンの審査に通るか不安だから、一度に複数社に申し込みをしておこう…』と考えている人は、ストップです!
このように、短期間で複数社のローンやキャッシングの申し込みをすることを「申込みブラック」と言います。
この時に金融機関からは、複数社にローンをするほどお金が必要な状態と思われたり、複数のカードを所有することになるため犯罪を疑われたりします。
「申込みブラック」は「ブラックリストに載る(信用情報に登録される)」ことに直結はしないものの、金融機関には悪い印象を与えるため、注意しましょう。
ブラックリストに載るとどんな影響がある?
ブラックリストに載る条件は、自己破産などの大きな出来事から、分割払いの滞納や複数社へのローン申し込みなど身近な出来事まで様々ありましたね。
ブラックリストに載らないように、金銭管理をきちんとしておくことが大切です。
では、実際にブラックリストに載った場合はどのような影響があるのでしょうか。
以下で確認していきましょう。
- 新しいクレジットカードが作れない
- ローンに通らない
- 賃貸契約の審査に通らない
- 携帯電話の分割払いの審査に通らない
新しいクレジットカードが作れない
ブラックリストに載ると、基本的にはクレジットカードが作れなくなります。
信用取引のクレジットカードでは、滞納の経歴がある時点で審査に通ることはできません。
時折、「ブラックリストでもカードが作れた!」という人達がいますが、理由があります。
それは、そもそもブラックリストに載っていなかったということと、審査が不要なカードを作ったという2点の理由でしょう
ブラックリストに載ると5年間はクレジットカードが作れないと思っておきましょう。
ローンに通らない
もちろん、ローンに通らないということが起きますよね。
住宅ローンや事業者ローン、自動車ローンも審査を通りません。
5年を越えるとブラックリストから登録が消えますが、されど5年です。
当該者のライフステージによっては、車が必要な時や、教育や住宅にローンを組みたい時などがあります。
必要な時にローンが組めない、銀行からお金が借りられないのは苦しいですね。
予め計画的に貯金をしておくことが重要です。
賃貸契約の審査に通らない
賃貸契約の審査もまた、通らない可能性が高いです。
万が一家賃の滞納をした際、一昔前は契約した連帯保証人が立て替える仕組みがありましたが、近年は家賃保証会社との契約によって対応されるようになりました。
この家賃保証会社によっては、信用情報を見て入居者の審査を行うところがあります。
このような家賃保証会社と提携している賃貸は、借りることができないでしょう。
しかし、信用情報を必要としない独立系の保証会社や保証会社自体を付けない賃貸などを探せば、部屋が借りられるかもしれません。
携帯電話の分割払いの審査に通らない
見落としがちなポイントですが、携帯電話の分割払いの審査は通らないでしょう。
「安定して12回や24回の支払いができるか」という点で考えれば、ブラックリストに載っている場合は信用に欠くことが分かります。
しかし、携帯電話については新しく手に入れる方法があります。
それは、一括で購入することです。
分割ではなく一括購入の場合は、審査は不要になるため、新しく携帯電話を買うことができます。
ブラックリストに載ったからと言って、現行している分割払いをやめてはいけないので、注意してくださいね。
ブラックリストにある情報を消すことができる?
ブラックリストに載ると、ローンなどの借り入れだけでなく、賃貸契約や携帯電話の分割払いにも影響がありましたね。
これらを見て「ブラックリストに載ってしまった!どうにかして情報を消したい!」と焦っている人がいるかもしれません。
そもそもブラックリストにある情報は消すことができるのでしょうか。
ここから、ブラックリストの情報について説明していきましょう。
- ブラックリストの情報を消せる条件
- ブラックリストは基本的に消すことはできない
ブラックリストの情報を消せる条件
「一度も滞納や借金などしたことがないのに、ブラックリストに載っている」という人は、ブラックリストの情報を消せる可能性があります。
この場合の原因としては、同姓同名で誤って登録されていた場合と、クレジットカードがスキミングなどにより悪用され登録に至った場合が考えられます。
このような場合であれば、カード登録会社や信用情報機関を通じて調査依頼をして、ブラックリストから登録を消すことができるでしょう。
しかし、気付いていないだけで実際は滞納していたなんてことがないように、依頼をする前に確認することも信用に繋がりますね。
ブラックリストは基本的に消すことはできない
実際に支払いを滞納した人や任意整理を行った人は、残念ながらブラックリストから登録を消すことはできません。
信用情報機関に問い合わせたところ、相手にされません。
ブラックリストに載った多くの場合は、5年経てば登録が消えるので、それを待つしか方法はないのです。
時折、「ブラックリストから情報を消します」と謳った業者があります。
しかし、どんな業者や専門家でも事実の情報を操作することはできないため、依頼しないように注意してください。
ブラックリストに載った後にできること
ブラックリストに載ってしまうと5年以上経つのを待つしかありません。
しかし、その5年間でやっておいた方がいいことがあります。
それを行うことで、信用情報機関に良い印象を与えたり、自身がお得になったりする可能性があります。
どんな方法があるのか、早速ご紹介いたします。
- 借金の返済実績を作る
- 新たな滞納をしない
- 債務整理を行う
借金の返済実績を作る
「ブラックリストに載ってしまったから、その間は何をしても無駄だ」と思っている人がいるかもしれません。
それは、もったいない間違いです。
情報機関によっては、ブラックリストに載っている5年間のうちに借金を完済すると、そのポジティブな情報も登録されることがあります。
このポジティブな情報1つだけでも、5年後にローン審査を受ける時の印象がずいぶん違ってきますよね。
確かに、ブラックリストに載ると情報を消すことはできませんが、良い印象を与える情報を追加することができます。
ブラックリストの解消を待つ5年を前向きに捉えて、行動した方が良いでしょう。
新たな滞納をしない
ブラックリストに載っている5年間で、新たな滞納をしないことは基本中の基本です。
ここで、注意点があります。
この5年間というのは、滞納が発覚した日から5年間ではなく、「滞納の完済が確認されてから5年間」です。
もし、滞納していた金額がすぐに返済できないほど巨額である場合は、完済にかかる期間とその後にブラックリストに載っている5年間があるということです。
まずは一刻も早く滞納の完済を行うことと、新たな滞納をしないことが必須ですね。
債務整理を行う
待っている5年の間に、債務整理を行うことは有効です。
先に述べたように、ブラックリストに載って情報登録される5年が始まるには、借金や滞納を完済しておかなくてはいけません。
もし、ブラックリストに載っている間に新たに借金を作ってしまった場合は、すぐに債務整理を行いましょう。
何はともあれ、借金の完済が第一事項です。
債務整理を行い、借金の減額などで早く借金をゼロにすることが先決になります。
債務整理の内容によっては、手続きに半年から1年かかる場合があるため、早めに弁護士などの専門家に依頼しましょう。
おすすめの債務整理ができる弁護士事務所
債務整理を行うと、借金の減額や免除ができるなど借金を負っている人には救済措置がされます。
しかし、これらの手続きは直接交渉や書類の提出がいくらかあるため、長期化することがあります。
まずは、すぐにでも専門家に相談することが必要です。
とくに無料相談を行っている弁護士事務所がおすすめです。
アヴァンス法律事務所
アヴァンス法律事務所は、債務整理と時効援用を中心に対応している会社です。
電話やLINEでの無料相談があることはもちろん、債務整理の進捗をwebで確認できる「アヴァンス・ネクスト」というサービスがあることも魅力です。
また、一人の担当者が完済までをサポートするのではなく、各段階毎に各担当部署がサポートしてくれます。
専門部署によるサポートは、信頼度は高く、安心できます。
借金返済シミュレーションができるため、相談する前に確認できるところも嬉しいですね。
ブラックリストの回避にツケ払い現金化サービスがある!
これまでブラックリストに載ってしまったら、という内容をご紹介してきました。
しかし、まずはブラックリストにネガティブな情報を載せないことが、何よりも大切です。
しかし、「給料日前でお金が足りない」といった場面はあり得ます。
そんな時に役立つサービスがあるので、これからご紹介します。
「どうしてもお金が必要」な時に参考にしてみてください。
- ツケ払い現金化とは
- ツケ払い現金化のおすすめサービス
ツケ払い現金化とは
役立つサービスとは「ツケ払い現金化」のことです。
2020年頃から名前が聞かれるようになり、すぐに現金が必要だが後日返済が可能な人には効率的なサービスです。
これは、ツケ(後払い)で購入した商品を、宣伝報酬・換金・売却などにより現金化するという仕組みです。
この仕組みには主に3つほど種類があり、現金化へのスピードや購入する商品の違いによって選ぶといいでしょう。
しかし、なかには悪徳業者があり、高い手数料や詳しい個人情報を取ることがあるため、利用する際は見極めが重要になります。
ツケ払い現金化のおすすめサービス
ツケ払い現金化の人気が出た理由は、現金がすぐに手に入ることにあるでしょう。
また、現金化できる金額は審査や仕組みの違いによりますが、5万円前後と言われているため、気軽に利用できる点もおすすめです。
支払期日は1ヵ月~2ヵ月以内のものが多く、5万円前後のものであれば給料が入ってすぐに後払いを行えば完済できます。
さらに、信用情報の審査は不要のため、ブラックリストに載っている人でも現金を手にすることができるのです。
たとえブラックリストに載っていても、即日で現金化できる仕組みがあるのは安心できますね。
まとめ
「クレジットカードの滞納をしてしまった!」「ブラックリストに載ってしまった!」という人は、信用情報を確認することから始めてください。
本当にネガティブな情報が登録されていることが確認できたら、すぐに残っている借金や滞納を完済しましょう。
ブラックリストに載ると自分達で情報を消すことはできません。
しかし、「借金を完済している」「新たな滞納はしていない」というポジティブな情報は残ります。
このような良い印象を与える情報を着実に積むことで、クリアにしていくことができるので、落ち着いて行動するように心がけましょう。